- Sea
- 2025年7月25日
この記事では8月に参加したトレイルランニングについてのメモと今後に向けた装備品について紹介します。
炎天下のトレイルランニングは大変
2025年8月、兵庫県豊岡市で開催された「世界ジオパークトレラン」に参加しました。
神鍋高原というスキー場のある地域がコースでしたが、当日は気温33℃~35℃ということで蒸し暑い気象の中、約60㎞を走りました。
制限時間30分前でゴール、完走率66%と私にとっては過酷なレースでした。
炎天下のトレイルランニングは、暑さで心拍が上昇する、水分が必要になる、疲弊して食事がとりにくくなる、等様々なハードルがあります。
- 水分については、ソフトフラスク500ml2本、ハイドレーションバッグ2lを携行しました。しかし、背中の2lが負担となり、中盤以降ペースダウンの原因となりました。終盤、どう考えても重いなということで、余っていたバッグの水分を捨てたところかなり身軽になりました。
- エイド全依存で水分が足りなくなるのはよくないが、あまり大量に荷物を持ちすぎても山道で疲労が溜まることを確認しました。
- 食料補給のために、その辺の薬局でもみじ饅頭を買いました。しかし、普段、和菓子をまったく食べないので、暑くて疲れ切った状態ではましてや手を付けようとも思わず、結局8個ほどの饅頭はバックパックの中でつぶれたままでした。このため後半栄養不足になり足が鈍くなりました。
- サバイバルや行軍能力の観点から、必携品指定されていない物品も持って走りました(発煙筒、トイレ系グッズ、予備バッテリー、救急物品)
上述のような失策が重なって、中盤以降、足の重いゾンビ状態になりました。
今回のコースでは、数キロの緩やかな登り舗装路や登り林道がありましたが、既にスタミナが切れて歩くことしかできませんでした。
このような緩やかな登りを小刻みでもいいので走れていればもっとタイムが縮まったのではないかと思います。
次のトレランレースでは、エイドの数と位置を把握して水分量を調整するとともに、好物であるドーナツを腰ベルトの位置に収納し、いつでも食べられる態勢を保持しようと思います。
100㎞、120㎞に向けた装備品
10月、11月には、100㎞および120㎞のレースに参加予定なので、必要な装備を揃えました。
バックパックは、これまでSalomonの12Lを使ってきましたが、冬場の100㎞レース等は衣類・防寒具、食料でかさばるため、より大容量のものを用意する必要があります。
複数の製品を検討した結果、値段や手に入れやすさの観点からBlack DiamondのDistance 22Lを買いました。
世界ジオパークトレランや、高尾山~陣馬山トレイルで利用しましたが、使いやすいと感じます。

ヘッドライトはこれまで乾電池式のものを2つ、メインと予備で携行していましたが、バッテリー式のLedlenser NEOR9を購入しました。
こちらはトレランの先輩が使っていたのを参考に購入しました。

UDAP熊スプレーは腰に装着するモールベルトと一緒に使用します。
熊スプレーを常に携帯してトレランレースに参加する人はあまりいないかもしれませんが、工作員たるものいかなる状況においても熊の襲撃を想定し生存確率を上げることが必要です。
写真のように、ホルスターに装着し、常に噴射できるよう定期的にドリルを行っています。
スプレー用意(ホルスターからスプレーを抜く)
射撃用意(安全装置を外しノズルをターゲット(熊)に指向する)
撃て(スプレー噴射)
後退(熊が追いかけてこないよう、正対したままゆっくり後退)

また遭難時を想定して発煙筒も携帯しています。こちらも万が一の事態に備えたものです。

耐久力を強化するステージ
2025年終盤から2026年にかけて複数の超長距離トレイルランニングに参加予定です。
- 9月 筑波連山天空ロード&トレイルラン(70km)(群馬)
- 10月 ジャングルぐるぐるMAX(120㎞)(埼玉)
- 11月 FTR秩父&奥武蔵(100㎞)(埼玉)
- 12月 KGR(80㎞)(京都・滋賀)
- 2026年1月 石舞台100(120㎞)(奈良)
まずは制限時間内のゴール、もしくはその時の実力を最大限発揮できるよう準備したいと思います。