この記事では工作員フィット・プログラムの近況について紹介します。
すべてのトレーニングは、OPERATOR MATRIXに記載された各目標を達成するために計画的に作成されている必要があります。
また、各目標の進捗状況その他の要素に応じて、トレーニング内容は日々変えていかなければなりません。
週ごとのトレーニング
主に平日・休日に取り組んでいるトレーニングです。主に陸上目標のための運動をやっています。
- ランニング
(週4回から5回)
近所の舗装路を走る練習です。1回の距離は10km~25㎞で、週末のトレイルランニングレースと合わせて、月間走行距離は280㎞から300㎞になります。うち、週1回は高強度有酸素能力を向上させるためにダッシュ練習やインターバル練習を取り入れています。 - 基礎体力トレーニング
(週1回)
通称「どいトレ」といい、週1回、フィジカルトレーナー土居進氏のジムにてサーキットトレーニングを行っています。
こちらはレスリングの先輩に紹介してもらいました。詳細は別の記事で説明しますが、2時間かけて高強度のメニューを行うトレーニングであり、心肺能力や基礎的な筋力、筋持久力、瞬発力の向上に効果があります。
私は未経験ですが、種目等から推測すると、おそらくクロスフィットに似た効果を得られると考えます。 - ブラジリアン柔術
(週3回から4回)
習い始めて6、7年になりますが、引き続き通っています。数年前までは毎月試合に出ていましたが(結果は大したことない)、他のプログラムとの兼ね合いから、現在はジムでの練習がメインです。
有酸素や筋力といった要素も鍛えられますが、最近は専ら技術の向上に焦点を置いています。 - ウェイトトレーニング
(週2回から3回)
自室にあるバーベル、ダンベル、ぶら下がり健康台、ロープ、ケトルベル等を利用した筋トレです。
工作員フィットの目標にロープのぼりや懸垂、ディップスがあるので、こういった種目を鍛えることがメインです。 - 自重トレーニング
(週2回から3回)
Instagramで流れてくるプランシェやマッスルアップがかっこいいので自分もやってみたいという動機で設定した目標です。
こちらはウェイトトレーニングと合わせて細々と続けています。
月ごとのトレーニング
月単位で進めているトレーニングです。現在はトレイルランニング、スキューバダイビング、スカイダイビングがメインですが、年末以降、若干割合等を組み替える予定です。
- スキューバダイビング
(月1回から2回)
減圧潜水や、サイドマウント(タンク2本を両脇に装着する特殊なスタイル)、洞窟潜水、リブリーザー(循環呼吸装置)等の習得を目的とするテクニカルダイビングを月1回ペースで訓練しています。
とはいえまだ今年始まったばかりで、主だった技能を習得するのは数年がかりになります。このため、長期的に取り組むことが必要です。
テクニカルダイビングの合間に、今年度はフィリピンのコロン島(日本海軍の沈没船多数)や戦艦陸奥、北海道のミズダコ等珍しいスポットに潜りに行く予定です。 - トレイルランニング
(月1回から2回)
超長距離の山を走る能力がゲリラ・コマンドーに不可欠であることから、トレイルランニング能力の向上を急いでいます。去年の秋は20㎞を走ることもほとんどなかったので、1年間で急速に距離が伸びたと実感します。
現在は60㎞~70㎞のトレイルランニングに参加しており、秋からは100㎞および120㎞のレースを予定しています。 - ラッキング・ラックランニング
(月1回から2回)
ラッキング(Rucking)とはバックパック等の重りを背負って歩く・走ることをいいます。
ChatGPTによれば、トレイルランニングの能力と、重りを背負って山中を長時間移動する能力とは、厳密には異なるとのことです。
なので、トレイルランニングとは別に、20kgあるいはそれ以上のバーベルプレートを背負ってのランニングを毎月やっています。
8月は暑さが厳しく、38℃の炎天下、20kgを背負ってランニングしたところ11㎞程度で力尽きました。
最終的には40kg、50kg背負って、40℃だろうと50℃だろうと24時間歩けなければ敵と戦えないということをモチベーションにします。 - レスリング
(月1回程度)
現在3年程、レスリングクラブで練習しています。ただし練習日が土日であるため参加できる回数が少ないのが課題です。 - スカイダイビング
(四半期1回だったが……)
数年前にスクールを卒業し、ソロで降下できる状態となっています。当面の目標はAライセンス(スカイダイビングで最も初歩的なライセンス)取得ですが、現在、クラブの運営体制の移行期間につき、私のようなライセンス非保持者が飛べる機会がかなり減ってしまいました。
今年はまだ3回程度しか飛べておらず、定期的にやらないと技量が劣化してしまいます。
2026年に向けてのプログラム改修
まだ今年は終わっていませんが、トレーニング全体を評価すると以下のとおりです。
- トレイルランニングの距離が20㎞程度から120㎞まで増え、持久力が向上した。
- テクニカルダイビングを開始し、基礎的な位置付けのコースを複数修了した。また器材に関する知識も向上した。
- ウェイトトレーニングや自重トレーニングにより前年よりも筋肉の最大出力や筋持久力が向上した。
このような進捗を評価しつつ、2026年は以下のトレーニングも組み込んでさらなる戦闘力の強化に努めていこうと考えています。
【強化】ウルトラ・トレイルランニング能力
今年は月1、2回とかなりの頻度でトレイルランニングに参加していましたが、2026年は100㎞から100マイルに厳選し、2か月に1回程度に参加レースを厳選します。
ただし、超長距離を完走するために必要な平日・休日のランニング等は、さらに強度を上げていく必要があります。
【強化】テクニカル・ダイビング
現在の月1回ペースを基準にしつつ、さらに専門的な技能を習得するために講習やトレーニングに参加します。
目標は2つあり、まずはサイドマウントBCの操作を習得すること、もう1つは、洞窟潜水コース(入門および本科)を習得することです。
また、こちらは思い付きの段階ですが、勉強を兼ねて潜水士の資格を取ろうかとも考えています。
【強化】スカイダイビング
土日のスケジュールを整理することで、月2回以上、スカイダイビングをできるようにしたいと考えています。
クラブの体制が整い次第、ジャンプの頻度を上げることでライセンス取得を目指します。
【強化】ロープ・アクセスおよびクライミング
詳細は別の機会に書こうと思いますが、ロープを用いた移動やレスキューの技術や、ロープを用いたクライミング、またボルダリングの能力を身に着ける必要があることを痛感しました。
今年、ロープ技術に関する講習を受ける予定になっているので、以後、定期的に、ロープ講習や実習の機会を設けたいと考えています。
またボルダリングについてはできれば週次で練習したいと考えています。
去年に比べて体重が10kg近く落ちたので、より身軽になっているのではと思います。
ロープ技術はロープやデバイスの使い方等奥が深いようなので長期計画で取り組んでいきます。とりあえず、ロープアクセスやロープレスキューの本を数冊買いました。
【強化】レスリング
現在はスケジュールの都合上、月1回行けるか行けないかという頻度ですが、2026年は月2回以上の参加を目標にします。
UFCのKhamzat Chimaev選手やその他コーカサス系の総合格闘家を見て、やはりレスリングができないとダメだということを実感しました。
レスリングは素人が練習できる場所はなかなか少ないですが、できれば平日も練習できる場所やクラブを見つけたいです。
なお、私の最終目標はMMAなのでいずれは打撃も再開する予定です(一番最初に始めた格闘技がキックボクシングなので)。
その他の予定
他にもやりたいことはありますがうまくスケジュールを調整できればと思います。
- 救急救命・救急員・ウィルダネスファーストエイド系の講習
- FPVドローンとアマチュア無線3級
- パルクール
- スパルタンレース・デスレース(24時間耐久的なもの)
-
ソヴェトの亡霊
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