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- 2025年12月24日
この記事では私の体験した格闘技や武道の経験について紹介したいと思います。
ハワイで柔術を始める
関東出身の私はようやく防衛省(新宿)勤務になりました。
じゃあ家でも買うかということで、埼玉にマンションを買ったところ、次の勤務地はハワイ(パールハーバー)と宣告されました。
というわけでハワイに移動後、近場で格闘技ができる環境がないかと検索したところ、歩いてすぐの場所にUFC GYM BJ PENN1がありました。
このジムにも様々なクラスがあり、私はキックボクシングとブラジリアン柔術をメインに参加しました。
柔術クラスは大柄な方が多く、80kg~100kgオーバーの会員と一緒に練習をしました。
にこやかに笑いながらリストロックを決めてくる巨体のハワイ人や、これは明らかにやってるな……という感じのボディビル体型の方とスパーをして、どうすれば1秒でも長く生き延びられるのかを考える日々でした。
自分が下手なことに加え、体格差のある相手も多く、練習時間の半分以上は、巨体に抑え込まれて時間までいかに極められずに逃げ延びるか、苦戦していました。
しかし、一緒に練習した方たちは皆いい人で、練習は楽しかったです。
私が日本に帰国後、来日してジムを訪問してくれた方たちもいます。




勤務していたパールハーバー海軍基地でも、格闘技関連のイベントが開催されることがありました。
一度、ホイス・グレイシーによるコンバット・セミナーというものがあり、参加することができたのは貴重な体験でした。

ハワイでは2年間、柔術を練習しました。
途中、青帯昇格テストの機会がありましたが、なぜかその時に限って自衛隊関係の仕事が入ってしまい、結局白帯のまま帰国しました。
帰国後――柔術とレスリング
ブラジリアン柔術
日本に帰国後、せっかく買った柔術着もあるのでブラジリアン柔術を始めようと考え、通勤経路にあったトライフォース池袋2に入会しました。
UFCジム時代は、あまり技術的なことを細かく考えることもなく、なんとなく見様見真似と力任せでやっていましたが、日本に帰ってからは、技術の習得に注力するよう心がけました。
- パワーを使わない(グリップを引きちぎったり、勢いで押しつぶしたりしない)
- グリップを使わない(ものをつかむと無意識に力が入ってしまう)
- スパーリングにおいてタップした場合はその因果関係を逆算し、どこに間違いがあったかを毎回メモする
- やりたい技を定期的に決めて練習する
- 極力、疲れないで優位に立つ防御や攻撃方法を考える(他のアクティビティに使う体力を残すため)
数年続けるうちに、掴んで引っ張ったり相手にのしかかるくらいしかやっていなかった頃に比べるとだいぶまともな動きになりました。
青帯になってからの2年間程度、ほぼ毎月1回のペースで試合に出るようになりましたが、結果は勝ったり負けたりというものです。
現在は、週3回程度(都合がつけばそれ以上)練習しています。
レスリングや打撃の経験があるからか、道着よりも、ラッシュガードを着用するノーギスタイルの方が好きです。
柔術は技術が無数にあるのでまだまだ学ぶことがたくさんあります。
レスリング
ちょうどコロナの時期に、週1のレスリングサークルに参加し始めました。
レスリングの練習はまずマット運動、補強運動があり、その後技練習を行い、グラウンド、スタンディングのスパーリングを行うというものです。
このサークルでの練習は、自分が今までやってきた格闘技の中でもっとも負荷が高いと感じました。慣れない動きが多いというのもありますが、始めた当初はマット運動が最初のクライマックスでした。
レスリングは私の所感だと柔術よりもフィジカル比重が高く、パワーや体重で勝る相手とスパーリングをするのは非常に大変です。
また、最低週1の頻度では、なかなか上達できませんが、どうにか6年程続けています。続けているというか、なんとか所属して月1、2回通っている、というのが実態です。
格闘技のような反射神経・瞬発力等が要求される競技は、年齢とともに実力が衰えていくというのが一般的だと思います。
ところが、私はレスリングサークルにいる経験者の方に6年間粉砕され続けています。重要なのは年齢ではなく、時間という器の中で何をやっているかである、ということを実感します。
工作員の未来
工作員たるものゼロ距離の生存能力を具えていなければなりません。
格闘技は今後も続けていきたいと思います。
長期的なプランとしては、現在次のような案を考えています。
- レスリングを週3回以上練習できる環境の整備
- 総合格闘技の練習
- ジョージアあるいはコーカサス地方にレスリング修行(海外旅行のついで)
- パルクールやカリステニクスと統合させた忍者ムーブの習得

戦いの戦術の1つに「欺へん」(Deception)があります。
孫子は「戦いは詭道である(All warfare is based on deception)」3として以下のように書いています。
- 敵の予想しないところに攻め込むこと。
- 敵の裏をかくこと――風林火山、暗闇のようにわかりにくく、雷鳴のようにはげしくうごく。
- 負ける将軍とは……清廉潔白で計略にかけられ辱められる。
- 戦争遂行で重要なのは、敵の意図を十分に把握すること。
敵の意図や戦力を把握したり、認知を妨害したりということはあらゆる闘争にとって重要な要素です。
工作員フィットそのものが、敵の意図を妨害し、認知を狂わせ、判断を誤らせるという欺へん・欺瞞のコンセプトに強く影響されています。
私はアスリートやフィジカルエリートではなく、またすでに中年となり、身体能力は基本的には下降しています。
エネルギーを消耗せずに相手に勝つには相手の認知を欺くあるいは相手の認知を操作する必要があります。
このためには、まず相手が何をしようとしているのかを知る必要があります。
あいての意図を読めば、相手が自分の動きにあわせて何か対策を講じようとする瞬間がわかります。このようにして相手を自分の意図する方向に誘導することで、こちらのあらかじめ考えた攻撃を行うことが可能になります。
また敵(相手)から、私自身の意図を秘匿する必要があります。
Aをするとみせかけて、こっそりとBの準備をしておくという策略を使うには、常に相手の動きや反応、考えていることを推察しなければなりません。
このような思考過程をスパーリング中に発揮するには、心の平静を維持するための圧倒的なフィジカルと持久力、経験が必要になるので、そのような次元を目指して今後も訓練に取り組みたいと考えています。
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格闘技の思い出(1)
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